陶芸教室に通った事がきっかけで、陶芸に目覚めて陶芸家になるという人がいない訳ではありません。
ですが大半の人が、趣味を極める目的で陶芸教室に通っています。

オリジナルの器を作って、料理を盛り付けたい、インテリアとして飾りたいなど使用用途も様々です。
その他、自分磨きが目的だったり、新しい出会いや交流関係を広げる事が目的だったりするかもしれません。
陶芸教室の場合は、現実逃避やストレス解消の目的で通う人も、実は少なくありません。

陶芸教室に通う事が、現実逃避やストレス解消に効果があるの?
そう不思議に思う人もいるかもしれません。
ですが心理療法の一種に、アートセラピーと呼ばれる芸術療法があり、陶芸も効果があると認められています。

自分のイメージ通りの器を作るという事は、自分の内面と向き合う作業です。
土に触れて無心で捏ねていると、自分と対話し、ありのままの自分を受け入れる事が自然と出来て癒されます。

またアートセラピーは、心理療法としてだけでなく、高齢者のリハビリにも取り入れられています。
陶芸をする過程で、創作意欲が増し、また指先を動かすという行為が、脳を活性化させる効果があります。
そのため、認知症の予防や改善にも効果があると言われています。

なので、定年退職を機に、時間に余裕が出来た男性が新しい趣味として、陶芸を始める。
実はこれは非常にいい事なのです。
それまで無趣味で仕事人間だった男性が、定年退職をする事で一気に老け込んでしまうケースは珍しくありません。
それは仕事をしなくなった事に加えて、交流のある人間関係が仕事関係者しか存在しない事が原因です。

ですが陶芸教室に通い始める事で、やる事が出来、また一緒に陶芸をする仲間を作る事も出来ます。
そのため定年退職をした後でも、健康的で楽しく老後を過ごす事が出来るでしょう。

陶芸家になるには、特に資格や免許が必要な訳ではありません。
しかし資格や免許がないからこそ、逆にプロの陶芸家として生計を立てる事は難しいと言えます。
ですが学生が陶芸を学んだ場合、陶芸を生かして仕事に就こうと思った時にどのような選択肢があるのでしょうか?

先ほど紹介したように、アートセラピーなどリハビリ医療の方向に進む事も選択肢の1つとなります。
他にも、陶磁器メーカーに勤務するなら、陶芸の工程や知識がある方が仕事の流れを理解しやすいと言えます。
いろいろな目的を持った異なる世代の人が集まるからこそ、陶芸教室の出会いは魅力的だと言えます。

子供の頃、粘土で遊ぶ事が好きだった、そんな理由でも何でも構いません。
せっかく陶芸に興味を持ったのですから、1日体験からでも構わないので、陶芸教室に足を運んでみてはいかがでしょうか。